結論から
送金の記録そのものは、ほぼ確実に確認できます。ブロックチェーンは取引履歴が公開されているため、いつ・どのアドレスへ・いくら送られたかは第三者でも参照できます。一方で、その資金の最終的な受取人が誰なのかは、チェーンの種類や資金の動き方によって、判明する場合とそうでない場合があります。
公開事実にもとづく記述
追跡できること・できないこと
TronのUSDT送金を例にすると、次のように整理できます。
| 確認したいこと | 一般的な可否 |
|---|---|
| 送金日時・金額・送金先アドレス | 確認できる |
| その後の資金移動の経路 | 確認できる |
| 取引所への着金の有無 | 条件による |
| 受取人の氏名・所在 | 法的手続きが必要 |
オンチェーン分析にもとづく記述
送金先が取引所の入金アドレスであった場合、その取引所が本人確認を行っていれば、記録自体は事業者側に残っていると考えられます。ただし、その情報を第三者が受け取るには、捜査機関や裁判所を通じた手続きが必要です。当社を含む民間の調査会社が、事業者から利用者情報を直接取得することはできません。
公開事実にもとづく記述
資金が複数のアドレスに分割された場合でも、分割そのものは記録として追えます。ただし、分割後のどの経路が実際の受取人につながるのかは、金額の一致や送金のタイミングなどから絞り込む作業になり、確度には幅があります。当社では、この段階の判断を推測として明示したうえでご報告しています。
当社の推測にもとづく記述
相談前に用意しておく情報
- 送金に使った取引所またはウォレットの名称
- TxID(取引ハッシュ)または送金先アドレス
- 送金日時と、おおよその金額
- 相手とのやり取りが残っている媒体
TxIDが分からない場合でも、送金元のアドレスと日時が分かれば、そこから該当する取引を特定できることがあります。まずは分かる範囲でご相談ください。