送ってしまったその送金、
まだ「追える」かもしれません。
ブロックチェーン上の取引記録は、多くの場合あとから確認できます。何から手をつければいいのか、どんな情報を残しておくべきか。専門の調査チームが監修した日本語の解説でご案内します。
相談は匿名で始められます。お名前やご連絡先の入力は任意です。
まず、この3つだけ確認してください
被害に気づいた直後の記録が、その後の調査を大きく左右します。
送金の記録を保存する
取引所やウォレットの履歴画面をスクリーンショットで残します。TxID(取引ハッシュ)と送金先アドレスが写っていることが重要です。
やり取りを消さない
SNSやメッセージアプリの会話、相手のプロフィール、送られてきたサイトのURLをそのまま保存してください。削除される前の記録が手がかりになります。
追加の送金はしない
「出金手数料」「税金」などの名目で追加入金を求められることがあります。回収を持ちかける二次被害の相談も多く寄せられています。
資金追跡とは、何をすることか
ブロックチェーン上の記録をたどり、資金がどこへ動いたかを整理する作業です。次の順序で進みます。
- 1取引情報の整理TxID・送金先アドレス・日時・数量を確認し、調査の起点を決めます。
- 2オンチェーン分析公開されている取引記録をたどり、資金が経由したアドレスの経路を組み立てます。
- 3流入先の分析経路の先が取引所などの事業者か、それ以外かを判別します。事業者に着金していれば、次の手続きにつながります。
- 4専門家への相談整理した資料をもとに、警察や弁護士への相談、事業者への照会といった手続きを検討します。
- ウォレットアドレス
- 暗号資産の送金先を示す文字列です。銀行の口座番号にあたりますが、名義人の情報は含まれません。
- TxID(取引ハッシュ)
- 送金1件ごとに割り当てられる識別子です。これがあれば、第三者でも送金の内容を確認できます。
- VASP(暗号資産交換業者)
- 取引所などの事業者を指します。本人確認の記録を持つため、資金がここへ流入しているかどうかが調査の分かれ目になります。
越境詐欺で流出した約247万台湾ドルが、全額返還されました
2025年1月に高雄市の警察へ被害届が出された暗号資産の投資詐欺事件です。民間の分析事業者と反詐欺団体の協力によるオンチェーン分析が資金の流入先の特定を支え、司法手続きを経て、着手から約363日で被害額の全額が返還されました。台湾で初めての成功事例として報じられています。
- 詐欺被害2025年1月、高雄市の警察へ被害届
- オンチェーン分析ウォレットのラベル照合で資金の経路を特定
- 海外VASP国外取引所の借名口座への着金を確認
- 司法手続証拠の保全・越境手続・欠席判決
- 被害資金の返還約363日で全額を返還
資金の返還は捜査機関と司法手続きの結果によるものであり、当社が返還を実行したり、保証したりするものではありません。事案の内容によって結果は異なります。
出典:Knowing「台灣首宗成功案例!跨境詐騙247萬追回,檢警靠民間鏈上分析,突破境外金流困局」(LINE TODAY 掲載)
まずは、あなたのケースを整理してみませんか?
何が起きたのか、どの情報が手元にあるのかを、順番にうかがいます。整理した内容は、そのまま専門家への相談材料になります。
- 匿名で開始できます。お名前やご連絡先の入力は任意です。
- 回答は当サイトの記事とFAQを参照し、根拠となった記事を表示します。
- 法的な判断は行いません。必要な場合は担当者へお繋ぎします。
法的な判断や、回収の可否の断定は行いません。
専門解説記事
誰が、どんな技術で運営しているか
当サイトはブロックチェーン分析、金融犯罪捜査、AML実務の経験を持つメンバーが運営し、記事の監修と個別の調査を担当しています。ご相談内容は担当者以外が閲覧できない形で管理します。
オンチェーン分析には、思偉達創新科技(STARBIT)のブロックチェーン・インテリジェンス基盤を利用しています。上記の返還事例でも、この分析ツールが資金の流れの特定に使われました。
- Jcard Verify(JV)
- アジア太平洋地域のオンチェーン犯罪ラベルのデータベースを統合し、ウォレットのラベル照合によって資金の流れを把握する分析ツールです。
- JV Monitor
- オンチェーンのデータを可視化・構造化し、詐欺に関連する行動ラベルや情報と素早く突き合わせるための仕組みです。
よくある質問
すべての質問を見る →当サイトの情報は一般的な解説であり、個別の事案に対する法的助言ではありません。特定のアドレスや人物を犯罪に関与したと断定するものではありません。